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(4)玄関ドアを声で解錠 [介護]

身体障害者にとって玄関ドアの解錠はヘルパーさんや看護師さんに入って来てもらうには必須です。鍵を渡したり、キーボックスを取り付けたりされている方もおられることしょう。ここではマンションのロビーのオートロックと玄関ドアの解錠をスマートスピーカーを使って声で行っていますので紹介したいと思います。尚、これらの操作は声だけでなくパソコンやスマホのクリックでも可能です。スマートスピーカーはAmazonのEcho Dot 第3世代やEcho Flexを使っています。

これまでも紹介しているSwitchBotを使えば、マンションのロビーのオートロックの解錠は簡単です。如何にしてSwitchBotを取付けるかのみが課題です。そのまま取り付けられればよいですが、そうでない場合は治具を作製するなどの工夫が必要です。幸いにも、うちのマンションのオートロックはアイホン社製で、通話ボタンは写真のように取り付けることができました。

玄関ドア室内の.jpg


ただ、解錠のボタン上にはスピーカー/マイクがありSwitchBotが取り付けられません。そこで、解錠は子機上に取り付けました。こうすることで治具を作製する必要がなく済ませました。

玄関ドア室内子機.jpg


しかし、実際に使ってみると注意しなければならない事が判明しました。それは1階ロビーで部屋番号の呼鈴が押された際に親機で通話ボタンを押すと、子機では解錠できないのです。親機で通話した場合は親機での解錠が必要なようです。その場合、一度切れるまで待ってもらい、再度呼鈴を押してもらい子機で解錠しました。今は通話無しでいきなり解錠することにしています。

マンション1階ロビー玄関を解錠できれば次は部屋の玄関です。こちらはスマートロックを使います。ネットでスマートロックと検索すれば沢山の紹介サイトがヒットします。スマートロックはドアのサムターンに取付けて解錠と施錠をするものです。従来のカギもそのまま使えますし、強力テープで貼り付けるだけなので工事不要です。そのままでもスマホからBluetooth(近距離の無線のこと)で操作することができます。スマートスピーカーとの連携が可能な機種は声で操作が可能です。
私が導入した2年近くに前はキャンディハウスのセサミとQrioのくらいしかありませんでした。検討の結果、当時は安価だったセサミ(https://jp.candyhouse.co/)を導入しました。15000円程です。セサミを声で操作するためには、Wi-Fi アクセスポイント6000円程度とそれをコンセントに接続するためのUSBアダプターが必要です。取り付けた後は、これもスマホでアプリをインストールして設定します。その際、セサミの名称(今回は"玄関ドア")と、確認コードを登録します。

「アレクサ、玄関ドアをロック解除して」というと、アレクサが「玄関ドアの確認コードは何ですか?」と返してきますので、アプリで登録した数字を答えると少しタイムラグがあってロックが解除されます。ロックする場合には確認コードは不要で、「アレクサ、玄関ドアをロックして」と言えばOKです。



通信環境が悪いと1分くらいかかる場合もあります。この操作は家の中のどのスマートスピーカーからも操作できます。これまでのブログでも紹介したベッドやトイレからも操作できます。尚、スマホからBluetooth接続で直接操作すると応答は早いです。

以上のようにスマートスピーカーを用いて声で鍵を開ける方法を紹介しましたが、注意しなければならないことがあります。それはSwitchBotとセサミのバッテリー残量確認です。セサミは残量が少なくなるとメールが送信されるそうです。これまで1年半、1日2回以上の開閉動作をさせても75%の残量がありました。 一方、SwitchBotはバッテリー残量確認を自分でスマホアプリから行わなければなりません。トラブルでドアロックの解錠できないと大変なことになるので、もしもの時はどうするかを考えておいて下さいね。

これまで4回に渡ってスマートスピーカーを用いた身体障害者の快適生活実現に関する工夫を紹介しました。今後の私のモチベーション向上にも繋がりますので、ご意見等を是非お願い致します。

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SwitchBot スイッチボット スイッチ ボタンに適用 指ロボット スマートホーム ワイヤレス タイマー スマホで遠隔操作 Alexa, Google Home, Siri, IFTTTなどに対応(ハブ必要)

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