身体障害者の快適生活実現：

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（１１）電動昇降椅子を声で操作　 [介護]

身体障害者にとって日常の多くの時間を過ごす昇降椅子は快適であって欲しいです。着座時の臀部痛みに関わるクッションについては以前のブログ、『（５）褥瘡を抑えるクッションはどれだ？』で比較検討結果について紹介した通りです。しかし、手足の筋力が日々低下する私にとっては、昇降椅子を上下させるレバー操作も難しくなってきており、その対策も喫緊の課題です。特にレバーを引き上げる動作はほとんど出来なくなっており、椅子を自分で髙くすることができません。これでは自分で椅子の高さ調整も出来ず不便ですし、ストレスでもあります。一刻も早く声で操作可能なように改造しなければなりません。そこで、どのような改造をすればよいか検討を始めました。着手して約３カ月、ようやく実用化することが出来ました。その動作を動画にしましたので、まずはご覧ください。

再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら

使用している昇降椅子はコムラ製作所電動昇降椅子『くるり』品番：DSKRです。昇降のためのレバーは本来肘掛けに取り付けられているのですが、私自身が手を上げにくくなってきたのでケアショップにお願いして座面下に付け替えてもらいました。動画では向かって右側の座面下に昇降レバーがあります。レンタル品なので既存のネジを利用して付け替えており、直ぐに原状回復できるレベルです。

今回、このレバーにモーターを取り付け、それを声で制御することで椅子を昇降させています。「アレクサ、２段アップをオン」、「アレクサ、１段アップをオン」、「アレクサ、１段ダウンをオン」、「アレクサ、２段ダウンをオン」と発すると命令に対応して座面下の昇降レバーが上下し、昇降動作していることが確認できます。１段、２段の昇降操作が声で可能になったのです。尚、１段、２段と言っても決められた段階がある訳ではありません。単にレバー保持時間を倍にしているだけです。もっと多段のコントロールを追加することも容易です。声での操作はスマートスピーカーAmazon Echo Dot 第３世代と赤外線コントローラーSwitchBot Hub miniを利用しています。詳細は次回ブログで紹介しますので続けてお読みください。